自分から別れを告げたのに、いま後悔している。誰にも言えない。だって、決めたのは自分だから。
そう思って、この記事にたどり着かれたのだと思います。
先にお伝えしておきます。振った側が後悔することは、珍しくもなければ、身勝手でもありません。鑑定室でも、本当によくお聞きするご相談です。
もし逆に、あなたが相手から別れを告げられた側でしたら、こちらの記事のほうが役に立ちます。→ 復縁したいけど、どうしたらいい?動く時期と待つ時期

なぜ、自分から振ったのに後悔するのか
別れを決めたときのあなたは、たしかに限界でした。そこは疑わないでください。
ただ、別れを決めるとき、人はその関係の「つらい部分」だけを見て判断します。判断するために、そうする必要があるからです。良かった部分まで並べていたら、決められません。
そして別れたあと、つらい部分がなくなります。すると、こんどは脇に置いていた良かった部分が戻ってきます。これが後悔の正体です。
だからあなたは、判断を間違えたのではありません。いま見えているものが、あのとき見ていたものと違うだけです。
ここを取り違えると、「私は最低なことをした」と自分を責める方向に進んでしまいます。それは、次に進むためにも、戻るためにも役に立ちません。
戻りたいのか、寂しいだけなのか
厳しいことをお伝えします。振った側の後悔には、本当に相手に戻りたい場合と、ひとりになった状態がつらいだけの場合があります。
後者のまま連絡してしまうと、相手をもう一度傷つけることになります。相手はあなたに振られた側です。一度受け入れて、また離れられたら、今度こそ立ち直れません。
見分けるための問いを、三つ置いておきます。
別れる原因になったことは、いまも変わらずそこにありますか。相手の性格や生活のかたちが原因だったなら、戻っても同じ場所に着きます。
相手に新しい相手ができたと知ったとき、あなたはどう感じそうですか。「悲しい」なら気持ちが残っています。「悔しい」だけなら、それは所有の感覚かもしれません。
もし相手が明日「やり直そう」と言ってきたら、あなたは何を約束できますか。ここで具体的に何も出てこないなら、まだ戻る時期ではありません。

振った側の復縁は、放っておくと難しくなります
ここが、振られた側と決定的に違うところです。
振られた側の方には、私は「しばらく連絡しないでください」とお伝えします。相手の中で「別れる理由」がいちばん強い時期だからです。
でもあなたの場合は逆です。相手はいま、あなたに振られた側です。相手の中にあるのは「別れる理由」ではなく、傷と、あきらめようとする気持ちです。
そして人は、傷を抱えたまま止まってはいられません。時間が経つほど、相手はあなたを諦める方向へ進んでいきます。それは相手が冷たいからではなく、そうしないと生きていけないからです。
ですから、あなたに長い冷却期間は必要ありません。ただし、伝え方には順番があります。ここを間違えると、一度で終わります。
連絡する前に、順番を決めてください
ひとつめ。最初に謝るのは、別れたことについてではありません。
「別れて後悔している」と最初に言われると、相手は「じゃあ、あのとき言われたことは何だったのか」と感じます。あなたが言った別れの言葉は、相手の中にまだ刺さったままです。
先に伝えるべきなのは、あのとき相手を傷つけたことについてです。あなたの後悔の話は、そのあとです。
ふたつめ。なぜ別れを選んだのかを、あなた自身の言葉で説明できるようにしてください。
「あのときはよく分からなかった」「気の迷いだった」では、相手はもう一度同じことが起きると考えます。当然です。
相手がいちばん知りたいのは、あなたの気持ちが変わった理由ではありません。同じことが繰り返されない根拠です。あのとき何がつらくて、それがいまどう変わったのか。ここを言葉にできていない状態で連絡すると、相手は怖くて動けません。
みっつめ。すぐに答えを求めないでください。
あなたは別れてから今日まで、たっぷり考える時間がありました。相手にはその時間がありません。連絡した日に返事をもらおうとすると、相手は防御のために断ります。

もう連絡してしまった、断られた、という場合
勢いで連絡してしまった方も多いと思います。それ自体は、取り返しのつかないことではありません。
大事なのは、断られたあとに追わないことです。振った側が追いかけると、相手には「自分の都合で振り回されている」と映ります。ここで引けるかどうかで、その後がずいぶん変わります。
一度断られたなら、しばらく間を置いてください。このときの間の取り方は、振られた側の冷却期間とは意味が違います。相手の気持ちが戻るのを待つのではなく、あなたが「相手の答えを尊重できる人」だと示すための時間です。
相手をブロックされた場合も同じです。追加で連絡手段を探すことだけは、しないでください。

戻らないと決めたときのために
ここまで復縁を前提に書いてきましたが、戻らない選択も同じくらい大事です。
振った側の後悔がつらいのは、「自分が終わらせたのだから、悲しむ資格がない」と思ってしまうからです。そんなことはありません。あなたも失っています。
誰にも言えないまま抱えていると、この後悔は長く残ります。責められるのが怖くて友人にも言えない、というお話もよくお聞きします。
戻る戻らないに関わらず、まず、悲しんでいいということだけは覚えておいてください。
ひとりで決められないときは
振った側のご相談で多いのは、「私にはもう資格がないのでしょうか」というご質問です。
資格の話ではないと、私はお答えしています。ただ、いま動いていい時期かどうかは、確かにあります。
私にできるのは、いまがどの時期なのかを整理してお渡しすることです。相手の状況がこれからどう動きそうか。あなたが伝えるとしたら、何を先に言うべきか。あなたの手相には、いま何が出ているか。
そのうえで決めるのは、あなたご自身です。戻る決断も、進む決断も、どちらも同じくらい価値があります。
誰にも言えずに抱えている方が、この悩みは本当に多いです。話すだけで整理がつくこともありますので、行き詰まったときは気軽に声をかけてください。
後悔ばかりしてしまうとき
あの日ああ言わなければ。あそこで止めていれば。頭の中で、同じ場面を何度も再生してしまう。
まずお伝えしたいのは、後悔しているとき、実際にしているのは反省ではないということです。
反省は、次にどうするかが決まったところで終わります。けれど後悔は、終わりません。同じ場面を再生して、同じ結論に戻るだけだからです。だから何時間かけても、進みません。
見分け方をひとつ。その時間で、次にすることが一つでも決まりましたか。決まっていないなら、それは考えているのではなく、繰り返しています。
そして、後悔がいちばん強く出るのは夜です。夜は一日でいちばん疲れている時間で、悪いほうの解釈を選びやすくなります。同じ場面を昼に思い出すと、印象が変わっていることがよくあります。
ですから、夜に出した結論は採用しないでください。とくに「もう終わりだ」「取り返しがつかない」という種類のものは、翌朝もう一度確かめてから決めてください。
過去の後悔が、何年も消えないとき
もっと前の出来事が、いまも消えないという方もいらっしゃいます。
ここでお伝えしたいのは、消えない後悔には、たいてい共通点があるということです。相手に伝えられないまま終わっているという点です。
言えなかったこと、謝れなかったこと、聞けなかったこと。出す先がなかったものは、頭の中に残り続けます。そして、ふとした瞬間に戻ってきます。
ですから、消そうとしないでください。消えないものを消そうとすると、消えないこと自体が新しい後悔になります。
かわりに、出してみてください。相手に宛てて書いて、送らない。これだけで軽くなる方が、実際にいらっしゃいます。渡すことが目的ではなく、頭の外に出すことが目的だからです。
そしてもうひとつ。その後悔は、いまのあなたの基準で採点していませんか。当時のあなたは、いまより情報も余裕も少なかったはずです。いまの自分なら選ばなかった、というのは、当時の自分が間違っていた証拠にはなりません。
よくいただくご質問
相手にもう新しい人がいたら、諦めるしかないですか?
その関係が続いているあいだは、あなたから動かないでください。ただ、振った側の場合ここで焦って「間に合わなかった」と結論を出しがちです。相手が新しい関係を選んだのは、あなたを嫌いになったからとは限りません。いまは待つ以外にできることがない、というだけです。
共通の友人に、間に入ってもらってもいいですか?
おすすめしません。振った側が第三者を立てると、相手には「直接言えないことを人に頼んだ」と映ります。あなたが自分の言葉で伝えられる状態になるまで待つほうが、結果的に早いです。
謝るとき、どのくらいの長さで書けばいいですか?
短くしてください。長い文章は、読む側にとっては相手の都合に付き合わされる時間になります。伝えたいことが多いほど、まず一つに絞ってください。会って話す機会は、そのあとで求めるものです。
もう半年以上経っています。今さら連絡しても遅いですか?
遅いかどうかは、経った時間ではなく相手の生活が変わったかどうかで決まります。ただ、時間が経っているぶん「なぜ今なのか」を説明できる必要はあります。ここが曖昧だと、相手は寂しくなっただけだと受け取ります。
後悔ばかりしてしまい、前に進めません。
後悔と反省は別のものです。反省は次にすることが決まると終わりますが、後悔は同じ場面を再生しているだけなので終わりません。その時間で次にすることが一つでも決まったかを確かめてください。決まっていないなら、いったん止めていい合図です。
何年も前の後悔が、いまも消えません。
消えない後悔は、相手に伝えられないまま終わっていることが多いです。出す先がなかったものは残り続けます。消そうとするより、相手に宛てて書いて送らない、という形で頭の外に出してみてください。
あのとき別の選択をしていれば、と考えてしまいます。
その採点を、いまのあなたの基準でしていないか確かめてみてください。当時のあなたは、いまより情報も余裕も少なかったはずです。いまの自分なら選ばなかったということは、当時の自分が間違っていた証拠にはなりません。
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この記事を書いた人:占い師JyuJyu(天然石JyuJyu・神戸)
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