相手の何気ない一言が、夜になっても頭から離れない。送ったメッセージを何度も読み返す。まだ起きていないことを、いくつも先まで想像してしまう。そして朝、疲れて目が覚める。
この記事は、考えないようにしようとして、余計に考えてしまう方に向けて書いています。「気にしすぎだよ」で終わらせずに、なぜそうなるのかからお話しします。

考えすぎる人は、考えているのではありません
最初に、いちばん大事なところをお伝えします。
考えすぎて疲れているとき、実際にしているのは「考える」ではなく「繰り返す」です。
考えるというのは、前に進むことです。答えが出るか、結論が出ないと分かるかのどちらかで終わります。けれど繰り返しは、同じ場面を何度も再生しているだけなので、終わりません。
ですから、「もっとちゃんと考えれば答えが出るはず」と思って粘るほど、疲れだけが増えていきます。答えが出ないのは、考えが足りないからではなく、答えの出ない問いを回しているからです。
見分け方をひとつ。三十分考えて、少しでも新しい材料が出ましたか。出ていないなら、それは繰り返しです。そこでいったん止めていい合図だと思ってください。
人の言葉が刺さって抜けないとき
言われた側だけが覚えている、ということがよくあります。
言った本人は、たいてい覚えていません。ひどい話に聞こえるかもしれませんが、これは事実です。あなたが何日も抱えている一言を、相手は翌日には忘れています。
それでも刺さり続けるのは、その言葉が、あなたが自分でも気にしていたところに当たったからです。まったく身に覚えのないことを言われても、人は引きずりません。
ですから、抜けない言葉があるときは、こう考えてみてください。刺さったのは、相手の言葉の強さではなく、あなたがもともと気にしていた場所です。だとしたら、向き合う相手は言った人ではなく、その気にしている部分のほうになります。
夜に眠れなくなるのは、時間帯のせいでもあります
同じ悩みでも、昼と夜では重さが違うと感じたことはありませんか。
これは気のせいではありません。疲れているとき、人は悪いほうの可能性を選びやすくなります。夜は一日でいちばん疲れている時間です。そこで考えごとをすると、いちばん悪い筋書きが出てきます。
ですから、私はこうお伝えしています。夜に出した結論は、採用しないでください。
考えること自体は止められません。止めようとするほど戻ってきます。ですから、止めるのではなく、決めるのを翌朝まで延ばす。夜は考えてもいいけれど、送らない、決めない。それだけで、あとで後悔する言動がかなり減ります。
心配性を「治そう」としなくていい理由
心配性を直したい、というご相談をよくいただきます。
正直に申し上げると、性質そのものは変わりにくいと思っています。生まれ持った感じやすさは、努力で消せるものではありません。
ただ、消さなくても、困らなくすることはできます。
心配性の方は、危険に早く気づけます。相手の変化にも気づけます。それは仕事でも人間関係でも、確かな長所です。問題は、気づいたあと、その情報を一人で抱えて回してしまうところにあります。
ですから狙うのは、心配しなくなることではありません。心配したあと、どこかに降ろせるようになることです。紙に書く、人に話す、鑑定に持ってくる。降ろす先があるかどうかで、同じ性質でも疲れ方がまるで変わります。

頭が止まらない夜に、試してほしいこと
ひとつめ。書き出してください。頭の中にあるうちは、同じことが何度でも戻ってきます。書くと、いったん外に置けます。きれいにまとめる必要はありません。
ふたつめ。「いま自分にできることが一つでもあるか」を確かめてください。あるなら、それだけ書いて閉じる。ないなら、考えても変わりません。ここで線を引きます。
みっつめ。体を動かしてください。頭の中だけで解こうとしている状態から抜けるのに、いちばん早いのが体です。少し歩く、湯船に入る。それで消えはしませんが、音量は下がります。
ひとりで抱えているときは
考えすぎる方ほど、人に相談しません。相談する前に「こんなことで」と自分で止めてしまうからです。
けれど、いま抱えていることは、頭の中で回している限り形が変わりません。誰かに一度出すだけで、大きさが分かることがあります。
私にできるのは、いまがどういう時期にあたるかを整理してお渡しすることです。九星気学で見ると、判断がぶれやすい時期と、落ち着いて決められる時期があります。いまは決めなくていい時期だと分かるだけで、回るのが止まる方は多いです。
手相でも、頭脳線の出方には、その方の考え方の癖が表れます。細かく詰めていく方なのか、感覚で決める方なのか。自分の癖が分かると、疲れる前に手が打てるようになります。
行き詰まったときは、気軽に声をかけてください。
よくいただくご質問
考えないようにするほど、余計に考えてしまいます。
考えないようにするのは、うまくいきません。「白いものを思い浮かべないでください」と言われると浮かぶのと同じです。狙うのは止めることではなく、書き出して外に置くことです。頭の中にあるうちは何度でも戻ってきます。
繊細すぎるのは、直したほうがいいですか。
直す必要はないと思っています。感じやすさは、相手の変化や場の空気に早く気づける力でもあります。困るのは性質そのものではなく、気づいたことを一人で抱え込む形になっているときです。
眠れないとき、無理にでも寝たほうがいいですか。
眠れないまま布団の中で考え続けるより、一度起きて書き出してから戻るほうが楽になる方が多いです。ただ、眠れない日が続いているなら、占いより先に医療機関にご相談ください。
相手に言われたことを、本人に確かめるべきでしょうか。
確かめて構いません。ただし、夜に決めないでください。夜は悪いほうの可能性が浮かびやすい時間帯です。翌朝、同じ気持ちのままなら聞いてみる。それで大半は消えていきます。
PLACEHOLDER_FAQ
あわせて読みたい
Contact
ご相談・ご予約
神戸で20年、女性のお客様だけの鑑定室です。
対面でも、お電話でも。全国からご相談いただけます。
ご予約の際はお名前・ご連絡先をお知らせください。
営業日時以外はすぐにお返事できない場合があります。
この記事を書いた人:占い師JyuJyu(天然石JyuJyu・神戸)
神戸で20年、のべ8,000人以上の女性を鑑定。手相・九星気学・タロット・霊視を組み合わせ、悩みの整理に寄り添う鑑定を行っています。
