もう終わったことなのに、ふとした瞬間に思い出してしまう。忘れたいと思っているのに、忘れられない。
そうして、この記事にたどり着かれたのだと思います。
先にお伝えしておきます。忘れられないのは、あなたが引きずりやすい性格だからではありません。人の記憶は、消そうとすると濃くなるようにできています。仕組みの問題です。
この記事は、前に進みたいのに進めない方に向けて書いています。
もしやり直したいのでしたら、やることが変わります。こちらの記事をお読みください。→ 復縁したいけど、どうしたらいい?動く時期と待つ時期

忘れようとするほど、思い出してしまう理由
「忘れよう」と決めた瞬間に、あなたは相手のことを考えています。忘れるという作業は、何を忘れるのかを毎回確認する作業だからです。
だから、忘れる努力はうまくいきません。うまくいかないどころか、考える回数を増やしてしまいます。
ここで目標を変えてください。忘れることではなく、思い出したときの痛みを小さくすることです。
思い出すこと自体は、時間が経ってもなくなりません。でも、思い出したときに胸が締めつけられるか、「そんなこともあったな」で終わるかは、変わっていきます。

いま、あなたが思い出しているのは誰ですか
厳しいことをお伝えします。別れてから時間が経つほど、あなたが思い出しているのは、実在した相手ではなくなっていきます。
記憶は、つらかった部分から先に薄れます。残るのは、良かった場面と、こうなっていたかもしれない未来です。
だから、思い出の中の相手はどんどん良い人になっていきます。実際の相手は、そこまで完璧ではなかったはずです。
これは、あなたが美化しているという話ではありません。記憶の仕組みがそうなっている、というだけの話です。責める必要はまったくありません。
やめたほうがいいこと、三つ
ひとつめ、SNSを見ること。これがいちばん効きます。相手の今の情報が入ってくる限り、記憶は上書きされ続けます。過去にならないのです。
ブロックまでする必要はありません。ミュートで十分です。「消す」より「見えなくする」ほうが、あとで自分を責めずに済みます。
ふたつめ、思い出の品を一気に処分すること。意外に思われるかもしれません。処分したその夜がいちばんつらい、という方が本当に多いのです。
捨てなくて構いません。見えない場所に移すだけにしてください。半年後、あなたはその箱の存在を忘れています。そのときに捨てれば、何も痛みません。
みっつめ、無理に新しい恋を探すこと。気を紛らわせるために誰かと会うと、その人と過ごしながら前の人を思い出すことになります。相手にも失礼ですし、あなたも余計に消耗します。

かわりに、やってみてほしいこと
思い出す時間を、決めてしまってください。
禁止すると増えるので、逆にします。一日十分だけ、思い出していい時間を作る。その時間はいくらでも考えていい。かわりに、それ以外の時間に浮かんできたら「あとで考える」と先送りにする。
不思議に思われるかもしれませんが、禁止されていないものに、人はあまり執着しません。
もうひとつ。その人といたときの自分に、戻りたいだけではないかを確かめてみてください。
恋人がいた頃は、生活に張りがあり、誰かに必要とされている実感があったはずです。失って寂しいのが相手なのか、あの頃の自分なのか。ここが分かると、進み方が変わります。
もし、まだ好きなままでもいいですか
ここまで読んで、「でも、まだ好きなんです」と思われた方もいると思います。
それで構いません。好きなまま前に進むことは、できます。
前に進むというのは、その人を嫌いになることでも、なかったことにすることでもありません。その人がいなくても、あなたの一日が回るようになることです。
好きな気持ちを消す必要はありません。むしろ、消そうとするから苦しくなります。持ったままでいいので、その気持ちに毎日を明け渡さないでください。

時間が経っても軽くならないときは
半年、一年と経っても、まったく軽くならないことがあります。
そういうとき、多くの場合はまだ終わっていないと感じる何かが残っています。言えなかったことがある。理由が分からないまま終わった。納得していない。
人は、はっきり終わったものは手放せます。終われないのは、まだ答えが出ていないからです。
これは、相手に連絡して答えをもらうという意味ではありません。多くの場合、相手に聞いても納得できる答えは返ってきません。自分の中で区切りをつける必要がある、ということです。
占いでは、こういうときをどう見るか
「まだ縁が残っているのでしょうか」と聞かれることがあります。
そういう見方もあります。ただ私は、縁が残っていることと、戻るべきであることは別だとお伝えしています。学びのために出会う縁もあるとされ、学び終えると自然にほどけていきます。
私にできるのは、いまがどの時期にあたるかを整理してお渡しすることです。手放す時期に来ているのか、まだ整理の途中なのか。あなたの手相に、いま何が出ているか。
そして「いつ楽になりますか」と聞かれたとき、私は日付を答えません。断言する占い師を、私はあまり信用していません。かわりに、いま何が引っかかっているのかを一緒に見つけます。
ひとりで抱えていると、同じ場面を何度も再生してしまいます。誰かに話すだけで整理がつくこともありますので、行き詰まったときは気軽に声をかけてください。
よくいただくご質問
連絡先やSNSは、消したほうがいいですか?
消すよりミュートをおすすめします。消すという行為自体が強い決断なので、その夜につらくなって復元してしまう方が多いのです。見えなくするだけで、記憶の上書きは止まります。
新しい人と付き合えば、忘れられますか?
気を紛らわせる目的で始めると、その人と過ごしながら前の人を思い出すことになります。新しい方にも失礼になりますし、あなた自身も余計に消耗します。誰かを好きになれる状態に戻ってから、で大丈夫です。
共通の友人から相手の話が入ってきます。どうすればいいですか?
友人を避ける必要はありません。「その話は、いまはちょっと聞きたくない」と一度だけ伝えておいてください。多くの友人は、悪気があって話しているわけではないので、言えば止まります。
思い出す自分が情けなくて、余計につらいです。
思い出す回数と、あなたの弱さは関係ありません。大切だった時間が長いほど、記憶に残るのは自然なことです。情けないと思うたびに、悲しみに自己嫌悪が上乗せされます。そこだけは、切り離してあげてください。
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この記事を書いた人:占い師JyuJyu(天然石JyuJyu・神戸)
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