既婚者を好きになってしまった。そのことを、誰にも言えないでいるのだと思います。
先に言っておきたいことがあります。好きになった気持ちそのものは、止められません。止められないものを「なぜ止められないのか」と責め続けても、苦しさが増えるだけです。整理すべきなのは気持ちの有無ではなく、これからどう扱うかのほうです。

どうして、こんなに苦しいのか?
この恋がつらいのは、相手に会えないからだけではありません。
いちばん苦しいのは、この気持ちを誰にも肯定してもらえないことです。
友達に言えば止められる。家族には論外。だから一人で抱える。抱えたまま相手の言葉を何度も読み返して、意味を探して、また眠れなくなる。
しかも、自分でも「よくないこと」だと分かっている。だから相談する前に、自分で自分を裁いてしまう。
……そうやって、ずっと一人で考えていませんか。
「待つ」時間が長くなるほど、苦しくなる理由
既婚者との関係が苦しくなるのは、多くの場合自分で決められることが少ないからです。
会える日を決めるのは相手。連絡の頻度を決めるのも相手。予定が変わるのも相手の都合。こちらにできるのは、待つことだけになっていく。
人は、自分でコントロールできないことが増えるほど不安になります。だから、気持ちが強いから苦しいのではなく、決定権がないから苦しい。ここを取り違えると、「もっと好きになれば報われる」という方向に行ってしまいます。
これから、どう選んでいけばいいのか?
正解を押しつけるつもりはありません。ただ、整理のために三つだけ考えてみてください。
ひとつめ。あなたが本当に欲しいのは、この人ですか。それとも「大切にされている実感」ですか。どちらも自然な望みです。ただ、後者なら、この関係以外でも満たせる可能性があります。
ふたつめ。一年後、同じ状況が続いていたら、あなたは耐えられますか。多くの方が、ここで少し黙られます。
みっつめ。この関係の中で、あなたは自分を好きでいられていますか。好きな人といるのに自分を嫌いになっていくなら、その関係はあなたを削っています。

誰にも言えないから、外の人に話す
この手のご相談は、鑑定室ではとても多いです。珍しくありません。だから、身構えずに来てくださって大丈夫です。
私は、別れなさいとも、続けなさいとも言いません。決めるのはあなただからです。
できるのは、今の関係の流れがどうなっているか、あなたがこの先どこで苦しくなりやすいかを一緒に見ていくこと。それから、あなた自身がどういう愛し方をする人なのかを、手相から読み解くこと。
一人で何百回考えても答えが出ないことが、誰かに話すと一回で輪郭が出ることがあります。
「諦めたほうがいいのか」と思ったとき
ここまで読んで、たぶん一度は考えていらっしゃると思います。諦めたほうがいいのだろうか、と。
私は、どちらにしなさいとは申し上げません。決めるのはご本人だからです。ただ、迷いの中身が二つに分かれていることは、お伝えできます。
ひとつは、相手をどうしたいかという迷いです。会いたい、話したい、この関係を続けたい。
もうひとつは、この状態をいつまで続けられるかという迷いです。連絡を待つ時間、言えないこと、誰にも話せないこと。こちらは、相手への気持ちとは関係なく、確実にあなたを削っていきます。
諦めるかどうかを考えるとき、多くの方は前者だけで判断しようとします。気持ちがまだあるから、諦められない。けれど実際に限界が来るのは、たいてい後者のほうです。
ですから、こう考えてみてください。この状態が、あと一年続いたとして、あなたは大丈夫ですか。気持ちが続くかどうかではなく、あなたの生活が持つかどうかです。
諦め方にも、順番があります
諦めると決めた方から、いちばん多く聞くのが「決めたのに戻ってしまう」という話です。
それは、気持ちから先に切ろうとしているからです。気持ちは、意志では切れません。
順番は逆になります。
ひとつめ。連絡できる状態を、先に変える。消すかどうかは別として、すぐ開けるところに置かない。気持ちより先に、手のほうを止めます。
ふたつめ。会う理由を減らす。職場など、離れられない場合は、二人になる状況だけを減らします。
みっつめ。その時間に、別の予定を入れる。空白のまま我慢すると、そこに相手のことが戻ってきます。埋めるものがないと続きません。
そして、気持ちが消えるのを待たないでください。気持ちがあるまま、行動だけ変える。順番はそれで合っています。
忘れられないまま、時間だけが過ぎるとき
もう関わっていないのに、忘れられない。この状態が長く続いている方もいらっしゃいます。
ここでお伝えしたいのは、忘れられないのは、その人が特別だったからとは限らないということです。
終わり方がはっきりしなかった関係は、記憶の中で閉じません。言えなかったこと、聞けなかったことが残っていると、頭はそこを何度も再生します。閉じていないから、戻ってくるのです。
ですから、忘れようとするより、言えなかったことを紙に書いてみてください。渡す必要はありません。出すこと自体に意味があります。
それでも戻ってくるようなら、それは相手の問題ではなく、その時期のあなたが抱えていたもののほうかもしれません。そこは、一度ほかの人と一緒に見たほうが早いことがあります。
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よくいただくご質問
既婚者を好きになった相談でも、否定されませんか?
否定しません。同じご相談は本当に多く、珍しいことではありません。良い悪いを裁く場ではなく、気持ちを整理する場としてお使いください。
相手の気持ちは占いで分かりますか?
相手の状況や気持ちの傾向を読み解くことはできますが、100%当たると断言することはできません。占いは判断材料のひとつとお考えください。
別れるべきか続けるべきか、答えを出してもらえますか?
こちらから結論を押しつけることはしません。決めるのはご本人です。ただ、判断に必要な材料を整理し、見落としている視点をお伝えすることはできます。
誰にも知られたくないのですが大丈夫ですか?
鑑定内容を外部にお伝えすることはありません。女性限定の鑑定室ですので、安心してお話しいただけます。
好きな人が既婚者です。やはり諦めるしかないのでしょうか。
どちらにしなさいとは申し上げません。ただ、判断するとき、気持ちが続くかどうかだけで考えないでください。この状態があと一年続いて、あなたの生活が持つかどうか。限界が来るのは、たいていそちらのほうです。
諦めると決めたのに、気持ちが戻ってしまいます。
気持ちから先に切ろうとしているのかもしれません。気持ちは意志では切れません。連絡できる状態を変える、二人になる状況を減らす、その時間に別の予定を入れる。行動のほうから変えて、気持ちはあるままで構いません。
もう関わっていないのに、何年も忘れられません。
終わり方がはっきりしなかった関係は、記憶の中で閉じないので、何度も戻ってきます。相手が特別だったからとは限りません。言えなかったことを紙に書いて出してみてください。渡す必要はありません。
相手が「いずれ離婚する」と言っています。
その言葉が本当かどうかを、私が判断することはできません。ただ、確かめられるものが一つあります。時期が具体的に決まっているかどうかです。決まっていない状態が長く続いているなら、待つ側の生活だけが先に削られていきます。
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この記事を書いた人:占い師JyuJyu(天然石JyuJyu・神戸)
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